【上映会場】
熊本(6月27日)、北九州(7月4日)
【作品紹介】
脱北者の適応支援施設から出てきたばかりのスンチョルには、韓国のすべてのことが不慣れである。ボロボロの賃貸アパートで呆然と暮らすスンチョル。彼を担当する刑事が工場を紹介するが、脱北者という理由で拒否される。道端に捨てられたタンスを見つけたスンチョルはそのタンスを家に持って帰り…。象徴的な映像が印象的な作品。
【上映会場】
北九州(7月3日)
【作品紹介】
韓国のある駅で何者かが置き忘れたカバンが発見された。そのカバンの中には「パラコート」と呼ばれる猛毒性の除草剤。そのカバンの持ち主が韓国人なら、農夫か自殺企図者。それが移住労働者なら?
韓国社会における移住労働者に対する偏見を、ダイナミックな映像とコミカルなやりとりを交えて描いた作品。
【上映会場】
沿海州(9月5日)、阿蘇(9月12日)
【作品紹介】
韓国に結婚移住したフィリピン人の娘ウジン。彼女や家族の周辺で日常的に起こっている差別や偏見を明るく描くことで、私たちの中に潜在的にある偏見や差別意識に警鐘を鳴らすアニメーション映画。
【上映会場】
北九州(7月4日)
【作品紹介】
有毒ガス工場で働く外国人労働者のムハマド。主に密閉されたガスタンクの中で作業をしているにも関わらず、マスクを付けないため、毎日のように工場長にいびられる。ワンボックスカーや警察を見たら、逃げないといけない不法在留者のムハマド。ある日彼は、取締から逃れるため日当も受け取らないまま銭湯へと避難する。そんな彼には誰も知らない秘密があった…。
【上映会場】
沿海州(9月5日)、阿蘇(9月12日)
【作品紹介】
羊たちが住んでいる農場にヤギが一匹住んでいる。羊たちは自分たちと違う姿のヤギには見向きもしない。ある日ヤギは羊たちの毛をこっそり編みこみ始めた。血が滲むほどの努力の結果、羊の毛の服を完成させたが…。
東アジア移住共生映画祭2010 East Asia Migrant & Coexistence Film Festival